大分ベンチャーキャピタル株式会社(本社:大分市 代表取締役 黒木達夫)は、独立行政法人中小企業基盤整備機構や株式会社大分銀行、大分県信用組合より出資を受け運営している「おおいた中小企業成長ファンド投資事業有限責任組合」のうち、地域活性化投資を目的とした「おおいた地方創生ファンド」(以下「本ファンド」という)において、株式会社国東七(本社:国東市国東町 代表取締役 坂本隆之)に対して1千万円の投資を実行致しました。
◇ ◇ ◇
株式会社国東七(クニサキセブン)は、日本で唯一大分県国東地方だけで生産される琉球畳 「くにさき七島藺表(シチトウイ)」の海外展開を目的に平成28年3月に設立された法人です。
平成27年度の経済産業省「More than project」において「くにさき七島藺」が採択され、同事業のプロジェクトでアメリカ西海岸でのテストマーケティングを実施したところ、製品に対する評価が高く、新たな市場開拓の可能性が見いだせたことから事業開始するに至りました。
まずはアメリカ西海岸の企業や富裕層をターゲットにした販売を展開していく方針です。
平成27年度の経済産業省「More than project」において「くにさき七島藺」が採択され、同事業のプロジェクトでアメリカ西海岸でのテストマーケティングを実施したところ、製品に対する評価が高く、新たな市場開拓の可能性が見いだせたことから事業開始するに至りました。
まずはアメリカ西海岸の企業や富裕層をターゲットにした販売を展開していく方針です。
今回本ファンドより投資した資金は、事業立ち上げ資金として農家からの商品仕入や試作品開発、現地パートナー開拓等にご活用いただきます。
1.くにさき七島藺とは
くにさき七島藺とは琉球畳の材料となるもので、通常の藺草(イグサ)畳と比べて5~7倍の強度、難燃性を持ち、泥染めをしないため自然な風合いと草本来の香りが楽しめるのが特徴です。大分県国東地域の10軒の農家で生産される枚数は年間2~3千枚程度。日本国内消費量の0.02%のシェアにも満たない希少なものとなっています。
平成28年12月、農林水産省が地理的表示(GI)保護制度に登録しました。
平成28年12月、農林水産省が地理的表示(GI)保護制度に登録しました。
2.投資先概要
会社名
|
株式会社国東七(クニサキセブン)
|
所在地
|
大分県国東市国東町北江2945番地3
|
代表者
|
坂本 隆之
|
事業内容
|
くにさき七島藺表(シチトウイ)の海外向け販売
|
創業
|
平成28年3月
|
資本金
|
3,360千円
|
URL
|
http://www.ks7.co.jp/
|
3.投資内容
投資形態
|
社債投資
|
投資金額
|
10百万円
|
投資実行日
|
平成29年4月
|
投資期間
|
5年0ヶ月
|
資金使途
|
運転資金
|
4.「おおいた地方創生ファンド」の概要
ファンド総額
|
5億円
|
投資手法
|
有価証券(株式・社債)投資
|
設立日
|
平成27年7月6日
|
ファンド期限
|
平成36年12月31日
|
組合員
|
有限責任組合員:(独)中小企業基盤整備機構
大分銀行 / 大分県信用組合
無限責任組合員:大分ベンチャーキャピタル(株)
|
(1)本ファンドでは、大分県の地域資源を活かした事業をはじめ、観光産業の発展や地域産業のブランディング、まちづくり等地域活性化に資する創業・事業展開等により新たな成長・発展を目指す中小企業者を支援します。
(2)本ファンドを有効活用し、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」にも掲げられている「地域に住む人々が自らの地域の未来に希望を持ち、個性豊かで潤いのある生活を送ることができる地域社会を形成する」という地方創生のあるべき姿の実現を目指します。
(3)投資後は大分ベンチャーキャピタル(株)による経営面のハンズオン支援、中小機構・大分県の各種支援等、出資金融機関による金融支援等により、企業の成長発展を支援します。
以上
大分ベンチャーキャピタル株式会社 投資事業部 担当:山本 TEL:097-543-1919
※ニュースリリースの原文はこちら